CDとかDVDって、とりあえずダンボールに詰めておけばいいんでしょ?」と、気軽に梱包しようとしていませんか?

こんにちは。もうそろそろ、音楽や映像の記録媒体は、HDDやオンラインのサーバーに完全に置き換わるんじゃないかと考えている、元引越し業者スタッフの管理人です。

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードなどの、音楽・映像の記録媒体は、小型のダンボールに入れて梱包します。

間違っても、中型や大型のダンボールに梱包してはいけません。

というのも、これらのディスクやテープは、意外と重くなります。

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードなどを中型や大型のダンボールに梱包した場合は、底抜けして、割れる原因となります。

また、引越し業者のスタッフが持てない、というほどではありませんが、お客さまが持てなくなることもあります。

こうした重いダンボールは、お客さまご自身に寄る引越しの準備や、荷物の梱包・開梱の際の怪我や事故の原因となることもあります。

ですから、ダンボールに梱包する際には、ほどほどの重さにしておくことがポイントです。

なお、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードなどは、無造作にダンボールに放り込んむと、本体やケースがキズがついたり、割れたりすることがあります。

このため、本よりも丁寧な梱包や取扱いが必要です。

スポンサードリンク

梱包には必ず小型のダンボールを使う

レコード

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは意外と重い

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードなどの、音楽・映像のディスク・テープは、最近は、一般のご家庭では、あまり見かけなくなりました。

これは、大容量のHDDや、オンラインの記録媒体などの普及によるのでしょう。

ただ、趣味で収集されている方や、押入の奥に眠っているものなど、普段は使わなくても、引越しの荷物として出てくるものはあります。

普段使わないものですから、気づきにくいですが、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、意外と重いものです。

特に、LPやレコードは、ダンボールに梱包すると、かなりの重量になります。

ですから、必ず小型のダンボールを使って梱包してください。

底抜け事故やケガにつながる中型~大型のダンボールは絶対に使わない

たまに、小型のダンボールではなく、中型や大型のダンボールを使うお客さまがいます。

こうした中型・大型のダンボールを使った場合、引越し業者による事故の原因となります。

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、重さこそ本に比べると軽いほうですが、本とは違って、割れ物です。

ダンボールが底抜けした場合や、引越し業者のスタッフが落としてしまった場合、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコード本体やケースが割れることがあります。

こうした割れやすいディスクやテープを、底抜けや落下のリスクがある中型や大型のダンボールへにわざわざ梱包するメリットは、まったくありません。

このため、小型以外のダンボールに梱包することは、絶対にやめてください。

ポイント

  • ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、意外と重いので取扱いに注意が必要。
  • ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、必ず小型のダンボールを使う。
  • 中型~大型を使ってブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードを梱包すると、ダンボールの底抜けによる事故や、お客さまが運ぶ際にケガをするリスクがある。

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードの梱包のしかた・詰め方と5つのポイント

ケース入りのCD

【梱包・詰め方のポイント1】食器と同じく縦に入れて梱包する

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、ダンボールの中に縦に詰めて梱包します。

水平の状態=寝かせた状態=平積みの状態で詰めて梱包すると、一番下のケースや本体が割れることも考えられます。

もっとも、比較的軽い、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープはあまり心配ありません。

しかし、比較的重いLP・レコードは割れる可能性がありますので、特に注意して、縦に詰めて梱包してください。

【梱包・詰め方のポイント2】なるべくケースに入れて梱包する

なお、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードにケースがある場合は、ケースに入れて梱包してください。

ケースがない場合は、別途でケースを用意するか、または、食器梱包用紙(クレープ紙・クレープペーパー)で巻いて、テープでしっかりとめてください。

裸の状態でそのままダンボールに梱包した場合は、キズがつく原因となります。

特に、レコードはキズがつくと価値がなくなってしまうので、気をつけて梱包してください。

【梱包・詰め方のポイント3】隙間なく梱包して揺れないようにする

また、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、必ず「隙間なく」ダンボールに詰めてください。

隙間があると、引越し業者のスタッフの運搬中や、トラックでの移動中に、中で動いたり揺れたりします。

多少の揺れであれば、割れることはありませんが、キズがつく原因となります。

また、隙間が多かったり、揺れが強いと、本体やケースが割れることもあります。

どうしても隙間ができてしまう場合は、食器梱包用紙(クレープ紙・クレープペーパー)や新聞紙で隙間を埋めてください。

【梱包・詰め方のポイント4】高さはなるべく9割まで

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードをダンボールに詰込む際には、詰める高さに気をつけてください。

具体的には、めいっぱい詰込まずに、ダンボールの9割程度の高さまで詰めて、それ以上は詰めないでください。

めいっぱい詰込むと、トラックの荷台で、その上に重ねた荷物・ダンボールの圧力が、中の荷物に直接かかってしまいます。

こうしためいっぱい詰め込んだ状態のダンボールは、上に重ねた荷物やダンボールの重さによっては、ケースやブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコード本体が割れることもあります。

ですから、中身のテープ・ディスクに直接圧力がかからないように、高さは9割程度までに、詰めてください。

【梱包・詰め方のポイント5】縦の隙間はある場合はそのままか軽い布製品を詰める

なお、横ではなく、上に隙間がある場合は、事故のリスクはほとんどありません。ですから、特に気にする必要はありません。

ただし、そのままダンボールを閉じるとスペースが無駄になります。

これではもったいないので、なるべくダンボールの上の隙間は、なるべく埋めて梱包してください。

この際、硬い荷物で隙間を埋めてしまうと、めいっぱいブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードを詰込むのと同じように、中身が割れるリスクがあります。

ですから、ダンボールの隙間を埋めると重くなる場合は、洋服や布製品など、衝撃を吸収できる軽いものを詰め込んでください。

ポイント

  • ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、食器と同じく縦に入れて梱包する。
  • ケースがある場合は、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、ケースに入れて梱包する。
  • ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、隙間なく梱包して揺れないようにする。
  • ダンボールにブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードを梱包する場合、ダンボールの高さ9割までにして、めいっぱい詰めない。
  • ダンボールにブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードを梱包する場合、縦に隙間があっても大丈夫。何か詰める場合は、軽い布製品にする。

ダンボールに詰め込む量は自分で動かせる重さまで

腰痛になった年配の男性

ダンボールの重さは引越し業者のスタッフではなく自分を基準にする

ダンボールに詰めてもいい荷物の重さは、「自分が無理なく持てる重さ」までです。

これは、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードなどに限らず、すべてのダンボールに共通したことです。

引越し業者のスタッフは、一般家庭の荷物であれば、どれほど重いダンボールであっても、2つ重ねて運ぶことができます(もちろん経験が浅い場合は別です)。

だからといって、ダンボールにめいっぱい詰め込むと、引越し業者のスタッフではなく、お客さまご自身が、動かすのが大変になるくらい重くなります。

あまりに重いダンボールは腰痛などのケガのもと

引越しの準備や荷物の梱包・開梱の際には、意外とダンボールを動かすことがあります。

あまりにも重いダンボールは、引越しの準備の際に、お客さまの腰痛など、ケガの原因となる可能性もあります。

また、小型ではなく中型や大型のダンボールにブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードをめいっぱい詰め込んでしまうと、一般のお客さまには、動かすことすらままならない重さになります。

お客さまご自身がダンボールを動かすことができないと、準備や開梱包の作業ができません。

このため、ダンボールに詰込むブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードの量は、お客さまがご自分で簡単に動かせる程度を目安にしてください。

ポイント

  • ダンボールの重さは、「自分が動かすこと」を想定して、自分で動かせる重さまでにしておく。
  • あまりに重いダンボールは、お客さまご自身の腰痛やケガのもと。

家具に収納することを想定して梱包する

基本は収納場所ごとにダンボールを分ける

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、通常は、本棚、テレビ台・テレビボード、AVボード、ローボードなど、それぞれ引越し元(旧居・積地)での収納場所・収納家具が別々です(もちろん、一箇所にまとまっている場合もあるでしょうが)。

また、引越し先(新居・卸地)で特に収納場所・収納家具を変えることは、あまりないと思います。

ですから、引越し元(旧居・積地)での収納場所・収納家具ごとに分けてダンボールに梱包します。

こうすることで、開梱の際に、収納場所・収納家具ごとに、効率良く収納することができます。

引越し元と引越し先の収納場所・収納家具が別々でも同じ梱包

もちろん、引越し先(新居・卸地)では、引越し元(旧居・積地)での収納場所とは別の場所に収納する場合もあるでしょう。

こうした場合も、基本的には、引越し元(旧居・積地)での収納場所・収納家具ごとに分けて梱包します。

引越し先(新居・卸地)での収納先に合わせた梱包も、できないわけではありません。

ただ、いちいち引越し先(新居・卸地)での収納先を思い浮かべながら梱包すると、非常に梱包に時間がかかります。

それよりは、開梱の時に、収納先を振り分けたほうが、効率的です。

長期保管の場合はリストなどを作っておくと便利

なお、最近では、音楽や映像はパソコンに取り込んでいることもあると思われます。

このため、場合によっては、わざわざ開梱包せずに、そのまま保管しておくことがあると思います。

このような場合は、必ずどの箱にどのブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードが入っているか、ざっくりとでも結構ですので、リストなどを作っておいてください。

こうすることで、後で取り出す際に、いちいちダンボールを開けて確認する必要がなくなります。

ポイント

  • ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、収納場所ごとに分けてダンボールに梱包する。
  • 収納先ごとに分けて梱包すると時間がかかるため、引越し元(旧居・積地)と引越し先(新居・卸地)で収納場所・収納家具が違う場合であっても、引越し元(旧居・積地)での収納場所ごとにダンボールに梱包する。
  • ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードを開梱せずに長期保管する場合は、リストを作っておくと、管理が楽。

【Q&A式】まとめ

いかがでしたか?最後にもう一度、引越しでのブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードの梱包・詰め方・荷造りのしかたについて、確認しておきましょう。


ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードはどのダンボールに梱包したらいいの?
ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、必ず小型のダンボールに梱包してください。中型~大型のダンボールに梱包すると、ダンボールの底抜けによる事故や、お客さまご自身のケガの原因となります。

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードの梱包のしかたや詰め方はどうしたらいいの?
次の5つのポイントを守って梱包してください。

  1. 【梱包・詰め方のポイント1】食器と同じく縦に入れて梱包する
  2. 【梱包・詰め方のポイント2】ケースがある場合は、なるべくケースに入れて梱包する
  3. 【梱包・詰め方のポイント3】隙間なく梱包して揺れないようにする
  4. 【梱包・詰め方のポイント4】高さはなるべく9割まで
  5. 【梱包・詰め方のポイント5】縦の隙間がある場合は軽い布製品を詰める

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、ダンボールにめいっぱい詰めちゃっても大丈夫だよね?
ダンボールにブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードをめいっぱい詰めると、お客さまご自身が動かせなくなったり、ケガをしてしまう可能性があります。ですから、ダンボールの重さは、あくまでお客さまご自身が動かせる重さまでににしてください。

ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、収納場所・収納家具によって、詰め方や梱包のしかたが違うの?
基本的には、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードは、収納場所・収納家具ごとに、分けて梱包してください。そのほうが、引越し先(新居・卸地)での開梱の作業が楽になります。

引越し元(旧居・積地)と引越し先(新居・卸地)でブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードの収納場所・収納家具が違うんだけど、どうしたらいいの?
引越し元(旧居・積地)と引越し先(新居・卸地)で収納場所・収納家具が違う場合も、いちいち引越し先(新居・卸地)での収納先を考えながら梱包するのは時間のムダになります。


管理人が、まだ引越し業者のスタッフとして働き始めたころは、CDやDVDが現役の頃で、めいっぱいダンボールに詰まったものをよく運びました。

現在では、HDD、オンラインストレージ、携帯音楽プレーヤー、スマホなど、大容量の記録媒体が普及したため、一般家庭の荷物では見かけなくなりつつあります。

逆にいえば、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードなどは、趣味や嗜好品としての性質が強くなっています。

また、未だにそうしたディスクやテープを保管しているということは、ある意味では「思い出の品」ということでしょう。

それだけ、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードには、「希少価値」が出てきている、ともいえます。

引越し業者のスタッフとしても、ブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードなどを取扱う経験が少なくなりつつあり、若手のスタッフなどは、自分で扱った経験がない、というのも当たり前になっています。

ということは、経験が浅い引越し業者のスタッフが、慣れないブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードを扱うと、事故になるリスクが高い、ということです。

そういう意味では、こういったブルーレイディスク・CD・DVD・ビデオテープ・LP・レコードを引越し業者のスタッフにまかせるのであれば、取扱い件数が多い、大手引越し専用会社がオススメです。