「ウチには結構大きなテレビ台があるんだけど、中にいろいろと入ってて、引越しの準備が大変そうなのよねえ…」とため息をついていませんか?

こんにちは。テレビ台のガラス扉がガムテープで閉じられているたびに、苦笑いをしていた、元引越し業者スタッフの管理人です。

テレビ台・テレビボードは、テレビを載せる背の低い家具(まれに背の高いものもあります)です。

典型的なものは、四角い直方体のものや、背の低い(薄い)タイプのものですが、このほかにも、さまざまな形があります。

テレビ台・テレビボードは、中身を取り出してダンボールに梱包するだけで、他に準備は必要ありません。

なお、通常は、テレビ台・テレビボードには、ガラス製の扉と棚がついています。

このガラス製の扉と棚については、引越し業者のスタッフが処置して運びますので、そのままにしてください。

特に、テレビ台・テレビボードのガラス扉には、絶対にガムテープを貼らないでください。

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テレビ台・テレビボードの扉や棚板にはガムテープを貼らない

ダメ出しをする引越し業者男性営業員

テレビ台・テレビボードの中身はダンボールに梱包する

テレビ台・テレビボードは、中身の荷物をすべて出してダン、ボールに梱包してください。

ただし、DVDプレイヤー・ブルーレイプレイヤーなどの家電製品の取扱いについては、引越し業者によって対応が分かれます。

当日、引越し業者のスタッフが梱包してくれる場合もあれば、事前にお客さまが梱包しなければならないこともあります。

ですから、必ず訪問見積もりのときに、引越し業者の営業員にDVDプレイヤー・ブルーレイプレイヤーの梱包について確認しておいてください。

テレビ台・テレビボード棚板は引越し業者のスタッフにまかせる

テレビ台・テレビボードに棚板がある場合、そのままにしておくと、運ぶときに動いてしまって、事故の原因となります。

このため、引越し業者のスタッフが、引越し当日に、テレビ台・テレビボードの中で、棚板が動かないように処置します。

お客さまご自身で、わざわざひもで縛ったり、ダンボールに梱包する必要はありません。

むしろ、ヘタにひもで縛ったり、ダンボールに梱包すると、動いてしまって、キズがついてしまうことがあります。

ですから、テレビ台・テレビボードの棚板は、引越し当日まで、そのままにしておいてください。

テレビ台・テレビボードガラス扉はそのままにしておく

テレビ台・テレビボードの中には、観音開きのガラス製の扉がついているものもあります。

たまに、このガラス製の扉に、ガムテープを貼るお客さまがいらっしゃいます。これは、実はやってはいけないテレビ台・テレビボードの準備です。

すでに述べたように、テレビ台・テレビボードは、中の棚板を固定する必要があります。

にもかからわず、ガラス扉にガムテープが貼ってあると、はがさないといけません。

仮に、中に棚板がない場合であっても、ガラス扉に紙製のガムテープを貼ってしまうと、キレイにはがれなくなります。

このため、紙製のガムテープはだけは、絶対にテレビ台・テレビボードのガラス扉に貼らないでください。

角の接触による壁のキズや塗装の剥げに注意

要注意

形が特殊なテレビ台・テレビボードは壁への接触事故に注意

テレビ台・テレビボードの中には、五角形の特殊な形をしているもの(大きなコーナーラック)や、かなり背が高いものがあります。

このような特殊な形のものや背の高いものは、引越しでの持ち運びのときに、いろいろと持ち替えながら運びます。

ですから、持ち替えたときや、廊下の曲がり角・階段の上り口・下り口・踊り場での方向転換のときに、意外に角が壁に接触する事故が起こります。

特に、五角形のコーナーラックは、かなり引越しを経験している引越し業者のスタッフでも、めったに扱うことがありません。

ですから、意外と扱いに慣れていないことがあり、結果として、壁への接触事故が起こることがあります。

古いテレビ台・テレビボードは角の塗装がはがれてしまうことも

また、古いテレビ台・テレビボードは、角の塗装がはげかかっていることがあります。

このような場合、梱包する際に角に負担がかかってしまって、塗装がはげてしまうことがあります。

たいていの引越し業者は、そうならないように配慮して梱包をしてくれます。

ただ、経験が浅いスタッフは、こうした塗装がはがれてしまう事故そのものを知らないことがあります。

ですから、特に経験が浅いスタッフ多い繁忙期の引越しでは、古いテレビ台・テレビボードをお持ちの場合は、特に角の塗装に注意してください。

キャスター付きのテレビ台・テレビボードはキャスターが折れることも

取扱注意

比較的頑丈なキャスターでも折れることはある

テレビ台・テレビボードの中には、キャスターがついているものもあります。

このキャスターが、引越しの作業の途中で割れたり、折れたり、曲がったりします。

テレビ台・テレビボードは、他の家具のキャスターに比べて、頑丈な作りにはなっています。

これは、重いテレビを載せたり、CD・DVD・ブルーレイディスク、本などの比較的重いものを収納することが多いからです。

ただ、そうはいっても、トラックで運ぶ際の衝撃までは考慮されていません。

このため、トラックのドライバーの積み方がヘタだと、トラックの荷台でキャスターが割れたり、折れたり、曲がったりします。

キャスターを取外していない場合は要注意

たいていの引越し業者は、テレビ台・テレビボードのキャスターを取外して運びます。

ただ、引越し業者によっては、キャスターを外さずに、そのまま運ぶこともあります。

もちろん、ベテランの引越し業者のドライバーであれば、トラックの荷台での積み込み方を工夫して、無事に引越し先(新居・卸地)まで運んでくれます。

ただ、引越し業者のドライバーの経験が浅い場合は、テレビ台・テレビボードをキャスターをつけたまま、トラックに積む方法を知らないこともあります。

ですから、引越し先(新居・卸地)では、テレビ台・テレビボードのキャスターが、割れたり、折れたり、曲がったりしていないかチェックしてください。

不安な場合は、お客さまご自身で、あらかじめキャスターをはずしておいてください。

テレビの配線作業を考えた配置を

テレビ台

テレビ台・テレビボードは配線作業のために壁から離して仮置きする

引越し先(新居・卸地)では、まずテレビ台・テレビボードを配置した後に、テレビを載せます。

また、DVDプレーヤー・ブルーレイプレーヤーをお持ちの場合は、その後で中に入れます。

テレビ台・テレビボードと家電製品一式を設置し終わったら、ようやく配線作業をすることができます。

このとき、テレビ台・テレビボードをあまり壁に近く配置すると、配線作業ができなくなることがあります。

このため、テレビ台・テレビボードは、ある程度、壁から離して「仮置き」します。

テレビ台・テレビボードは配線後の微調整も考えておく

配線作業が終わった後、動かすことなく、そのままにしておくのであれば、特に問題はありません。

ただ、例えば壁にピッタリくっつけるなど、配線作業が終わった後に、壁や周りの家具との位置を調整するのであれば、テレビの転倒事故に注意してください。

配線作業が終わった後は、テレビが上に載っているため、非常に重い状態のテレビ台・テレビボードを動かさなければならなくなります。

特に大型のテレビ台・テレビボードに大型のテレビが乗っている場合は、設置場所を微調整するだけでも、大変な作業です。

場合によっては、大きな事故につながる可能性もありますので、十分に注意して動かしてください。。

キャスターつきのテレビ台・テレビボードを動かしてもテレビは倒れる

なお、キャスターがついているテレビ台・テレビボードの設置場所を調整するのであれば、さほど問題はありません。

ただし、薄型のテレビは、重いわりには、板状の形をしているため、非常にバランスが悪く、ちょっと揺れただけでも、すぐに倒れます。

ですから、キャスターつきのテレビ台・テレビボードを動かすときも、テレビを押さえないと倒れることがあります。

キャスターつきのテレビ台・テレビボードを動かすときも、油断しないでください。

【Q&A式】まとめ

いかがでしたか?最後にもう一度、引越しでのテレビ台・テレビボードの準備と注意点について確認しておきましょう。

テレビ台・テレビボードの引越しで準備することは? 中身を取出して、ダンボールに梱包してください。

なお、DVDプレーヤーやブルーレイ・プレーヤーなどの、家電製品については、お客さまが引越し前に梱包するのか、引越し業者のスタッフが引越し当日梱包するのか、訪問見積もりのときに、引越し業者の営業員に確認しておいてください。

テレビ台・テレビボードの棚板やガラス扉はどうしたらいいの? 引越し当日に、引越し業者のスタッフが処置してくれますので、そのままにしておいてください。

特に、ガラス扉には、絶対にガムテープを貼らないようにしてください。

テレビ台・テレビボードを引越し業者が運んでいるときに起こる事故は? よくありがちな事故としては、つぎのようなものがあります。

  • 大型のテレビ台・テレビボードの壁への接触事故
  • 古いテレビ台・テレビボードの角の塗装のハゲ
  • キャスターつきのテレビ台・テレビボードのキャスターの割れ・折れ
テレビ台・テレビボードを置くときや置く場所で気をつけることは? 配線作業を考えて、ある程度は壁から離して置いてください。

また、配線作業が終わってから、テレビ台・テレビボードを壁にピッタリくっつけたり、配置場所を調整するときは、テレビの転倒事故に注意してください。

テレビ台・テレビボードは、和ダンスや冷蔵庫のように、深刻な事故が起こるような家具ではありません。

ただ、テレビ台・テレビボードは、割れやすいガラス扉がついていたり、折れやすいキャスターがついていたりと、規模は小さいですが、事故が起こる確率が意外と高い家具です。

それほど重い家具ではないため、扱いが雑になりがちですが、こうした家具を丁寧に扱えるかどうかが、引越し業者の腕の見せどころでもあります。

安全安心にテレビ台・テレビボードの引越しをしたい場合は、ぜひ経験豊富なスタッフを多数抱えている、大手引越し業者を利用してみてください。

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