「3月・4月の繁忙期も終わったことだし、ゴールデンウィークは引越しも安くなるでしょ?」と思っていませんか?
こんにちは。ゴールデンウィークには、毎日(あと○日…)と、心の中で数えながら引越しをしていた、元引越し業者スタッフの管理人です。
実は、ゴールデンウィーク(5月の連休)は、繁忙期に並んで引越しの件数が多い時期です。
特に、春の繁忙期に引越しを控えていたお客さまによる需要が高まる時期です。
このため、連休中はもとより、土日も料金・費用・値段は割高になる傾向があります。
ただし、繁忙期を乗り越えたスタッフが作業にするため、繁忙期に比べてサービスの品質は比較的高く、安心できます。
なお、行楽・帰省のラッシュ・交通渋滞に巻き込まれた場合、大幅に作業が遅くなることがあります。
ゴールデンウィーク(5月の連休)は件数が多く料金・費用・値段も高い
ゴールデンウィークは家族の引越しが多い時期
ゴールデンウィーク(5月の連休)は、繁忙期の学生の入学・卒業・入社、社会人の転勤(単身・家族)の引越しが一段落する時期です。
ということは、引越しの件数が少なくなると思いきや、そうではありません。
実は、ゴールデンウィークは、繁忙期に引越し業者へのご依頼を控えていたお客さま(新築など)による引越しの需要が高まる時期です。
このため、繁忙期に匹敵するほど引越しの件数が多く、また、家族によるご依頼が多いため、料金・費用・値段も高めの傾向が続きます。
引越しには最高の天気の時期
ゴールデンウィーク(5月の連休)の時期は、天候が比較的安定しているため、少なくとも天気を理由とした大きな事故は滅多に発生しません。
また、お客さまにとっては、気温も温暖で、作業中も特に気にすることなく指示が出せます。
ただし、引越し業者のスタッフにとっては、汗ばむ陽気となることもあります。
ですので、特に西日本での引越しでは、汗による荷物のシミに注意してください。
特に桐製の箱、桐ダンス、革製のソファーなどは、汗によるシミができやすいです。
5月中旬から6月に引越しをの時期を変えることも検討する
少し引越しの時期をずらすだけで劇的に料金が下がることも
ゴールデンウィーク(5月の連休)では、最終日を除いて、かなりお客さまからのご依頼件数が多くなります。
ただ、ゴールデンウィーク(5月の連休)が明けると6月にかけて、急速に引越しの件数は縮小していきます。
このため、1~2週、場合によって1ヶ月程度、日程をずらすことも検討してみてください。
たったこれだけの時期の変更によって、劇的に料金・費用・値段が下がることがあります。
特に6月は極端に引越しの件数が少ないため、料金・費用・値段の面では期待ができます。
濡れたら困る荷物が多い場合は多少高くても5月に引越しする
なお、6月は、件数が少なく、料金・費用・値段も安めですが、梅雨の時期でもあります。引越しの作業にとって、雨は大敵です。
このため、濡れたら困る荷物が多い場合は、少々無理をしても、ゴールデンウィーク(5月の連休)中、遅くとも5月中に引越しを済ませるようにしてください。
具体手には、次のような荷物に注意が必要です。
- 桐製の箱(衣装箱など)
- 桐ダンス(和ダンスなど)
- 着物・和服
- 革製のソファーなどの革製品
- 家電製品・精密電子機器
5月・ゴールデンウィークではスタッフの質が安定する
引越し業者のサービスの品質は比較的高い時期
5月・ゴールデンウィークでは、春の繁忙期を乗り越えたスタッフによる引越しがおこなわれます。
このため、スタッフのサービスの質が最も安定し、高品質のサービスが期待できる時期でもあります。
ただし、そのスタッフの数を上回る件数のご依頼があることもありますので、注意してください。
確実に品質の高いサービスを受けるには、連休中は引越し業者を利用せずに、連休以外の休日か、または平日を狙うべきです。
引越し業者の新入社員に要注意
なお、5月・ゴールデンウィークでは、引越し業者の新入社員も現場で作業するようになります。
一般的な引越し業者では、4月に入社した新入社員は、いきなり現場で働かせます(業者によっては研修施設が充実しているため、4月は研修中の場合もあります)。
このため、ある程度は経験を積んでいますが、せいぜい1ヶ月程度しか作業していないので、たかが知れています。
このため、正社員といえども、あまりにも若い正社員には注意してください。
ゴールデンウィークは行楽・帰省の交通渋滞に注意
ゴールデンウィーク中の移動は公共交通機関で
ゴールデンウィーク(5月の連休)は、春の行楽シーズンでもあります。
初日や最終日は、特に高速道路では、交通渋滞で思うようにトラックが進まないこともありえます。
このため、通常の時期にくらべて、引越し業者の移動時間がかなりかかります。
また、お客さまご自身が高速道路を利用して自家用車で移動される場合は、お客さまの移動にもかなり時間がかかります。
思わぬ渋滞に捕まってしまって、引越し業者よりも後に搬入現場に着いてしまうと、非常に時間の無駄となります。
このため、時間に余裕のある計画を立ててください。
また、特に理由がない限り、ゴールデンウィーク(5月の連休)中の移動は、電車やバスなどの公共交通機関にするといいでしょう。
まとめ
ゴールデンウィークは、繁忙期に匹敵するほど引越し業者が忙しい時期です。
ゴールデンウィークを乗り越えると、ようやくまとまった休みが取れるため、スタッフにとっては踏ん張りどころです。
引越しの料金・費用・値段も割高ですので、利用者としてはなるべく利用を避けたい時期でもあります。
少し時期を後ろ倒しすることで、料金・費用・値段はそこそこ安くなります。
また、1年の内でも、比較的スタッフのレベルは充実していて、サービスの品質の点では、問題が少ない時期でもあります。
気温も暑からず寒からず、天候も安定していて、その意味では最高の時期といえます。
料金・費用・値段が割高なのと、渋滞によって思った以上に時間がかかり、場合によっては深夜に作業が終わる、というリスクは確かにあります。
ただ、これらのリスクに目をつぶれば、意外と引越には向いている時期かもしれません。