「布団袋に布団入れると、中の方には衝撃伝わらないよね?だったらワレモノ入れてもいいかな…」などと考えいませんか?

こんにちは。「布団袋には布団と一緒に食器を入れます」という【間違ったこと】が平気で書かれていた本を読んで、あ然としたことがある、元引越し業者スタッフの管理人です。

布団袋は、布団などの布製品「だけ」を梱包する非常に大きな袋です。

市販のものは何度も使うことを想定しているためか、布製が多いようです。

また、メーカーによっては、ビニール・ポリエチレン製のものもあります。

引越し業者が用意するものは、ほとんどがビニール・ポリエチレン製や紙製で、1回で使い切ることを想定しています。

もっとも、もともと重たい布団を梱包するための袋ですから、(紙であっても)それなりの強度があり、2~3回程度は使い回しができます。

布団袋は、通常は引越しのときくらいしか使いませんし、必ずしも保存性が高いものではないので、わざわざ市販のものを用意するまでもありません。

ですから、ご自分で引越しをする場合を除いて、引越し業者から提供してもらったほうが、結局安くつき、使い勝手もいいです。

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布団袋は布団・毛布・シーツ・枕などの寝具をまとめて梱包する袋

布団

紙製のものは意外と破れやすい

布団袋は、布団・毛布・シーツ・枕などの寝具をまとめて梱包する大きな袋です。

ちなみに、マットレスやベット・マットについては、別の専用の袋がありますので、そちらを使って梱包します。

布団袋には、さまざまな材質のものがありますが、綿布団のように非常に重い重量に耐えられるだけの頑丈な作りになっています。

ただし、紙製のものについては、破れやすいこともあります(引越し業者が提供するものは紙製でもそう簡単には破れません)。

市販の布団袋の中には「保存用」であり「運搬用」でないものもある

市販の布団袋には、そもそも引越に使う場合を想定していない、保管を目的としたものもあります。

このような保管を目的とした布団袋は、運ぶことを目的としていないため、強度が弱く、破れやすい傾向があります。

ですので、市販の布団袋を使う場合は、必ず運ぶことを想定した頑丈なものを買ってください。

もちろん、強度が弱い保存用のものだからといって、引越し業者のスタッフが運べない、ということはありません。

強度が弱い布団袋でも、ちゃんと運んでくれます。

布団圧縮袋は布団袋の代わりになる

また、布団圧縮袋は、圧縮に耐えられるだけの耐久性があります。もちろん、運ぶ際にも、破れることはありません。

ですから、布団圧縮袋は、布団袋の代わりになります。

わざわざ、「運ぶためだけ」の布団袋を買うくらいであれば、「運ぶ」「保管する」の両方に使える布団圧縮袋を買う方をオススメします。

ただし、布団圧縮袋は布団の梱包と保管にしか使うことができません。

ですから、布団・毛布以外の荷物の梱包には向いていません。

素直に引越し業者の布団袋を使ったほうがお得

布団袋は、どの引越し業者でも、必ず提供している資材です。

管理人の感覚では、引越しのときにしか使わない布団袋をわざわざ買う必要はありません。

数年に1回使うか使わないかの布団袋は、普段はタンスや押入れの肥やしになってしまいます。

であれば、引越し業者が提供する使い捨ての布団袋を使ったほうがいいでしょう。

引越し業者の布団袋は、使い捨てとはいえ、強度は十分です(市販の使い捨ての布団袋は、強度に問題があるものもあります)。

また、普段から引越し業者のスタッフも使い慣れているため、梱包・運搬・トラックの荷台への積み込みなど、効率よく作業してくれます。

ですから、意外と引越し業者の布団袋のほうがお得なことが多いです。

布団袋は紐で結ぶかガムテープ・養生テープでとめて閉じる

ビニール紐

布団袋の紐の結び方は蝶々結びでいいが引越し業者のスタッフに任せてもいい

引越し業者の布団袋には、紐で結ぶタイプと、ガムテープや養生テープで止めるタイプがあります。

紐で結ぶタイプの場合は、特に決まった結び方があるわけではありませんが、蝶々結びで構いません。

中身が重く、途中で解けそうだからと固結びにすると、後で解けなくなる可能性があります。

仮に解けそうな場合は、引越し業者のスタッフが自分で判断して結び直しますので、特に気にする必要はありません。

ただ、結び方そのものは難しいわけではありませんが、慣れていないと引越しの途中で布団袋が開いてしまうことがあります。

個人的には、引越し業者のスタッフに任せた方がいいと考えています。

気になるのであれば、あらかじめ引越し業者の営業員に聞いておくといいでしょう。

ガムテープや養生テープで閉じる場合はたくさん使って頑丈に閉じる

ガムテープや養生テープを使って閉じるタイプの布団袋の場合は、とにかくたくさん使って頑丈に閉じることが重要です。

ガムテープと養生テープのどちらを使うかべきかというと、粘着力が高いガムテープの方を使うべきです。

引越し業者のスタッフは、布団袋を養生テープで閉じることがあります。

ただ、あれは、あくまで後々に中古として再利用することを想定しているからです。

運んでいる途中で空いてしまわないようにするために、閉じ方にもちょっとしたコツが要るため、素直に粘着力が高いガムテープで閉じてください。

また、閉じ方がわからない場合は、当日に引越し業者のスタッフに布団袋を閉じてもらってください。

ちなみに、管理人のオススメは、紐で閉じるのではなく、ガムテープで閉じる方です。

というか、管理人は、仕事の引越しでもプライベートの引越しでも、紐で布団袋を閉じたことは1度もありません。

座布団・小型のソファーの引越しにも使う

座布団

座布団は布団袋かハンガーケースに梱包

布団袋は、布団だけでなく、ダンボールに収まらない座布団にも使います。

もっとも、座布団には、専用の座布団袋があります。

ただ、地方の旧家のように、大量の座布団があるようなご家庭でもない限り、普通の家庭には備え付けていないものと思われます。

また、引越しのためだけにわざわざ座布団袋を買うほどことはありません。

このため、座布団は、布団と一緒に梱包してしまってください。

なお、座布団が布団袋に収まりきれない場合は、ハンガーケースに梱包するのも一つの手です。

小型のソファーの梱包にも使う

また、足やスプリングがついていない、二人掛け程度の小型のソファー(ラブソファー)にも、布団袋を使うことがあります。このサイズのものだと、布団袋にちょうど収まります。

場合によっては、布団袋に収まらないサイズのものもありますが、このような場合は、ベッドマットを梱包するベッドマットカバーで対応することができます。

なお、大抵の引越し業者は、ソファーを引越し当日にスタッフが梱包します。

ですから、営業員からなんらかの指示がない限り、お客さまご自身がソファーの梱包をする必要はありません。

引越し業者の「中古の布団袋」が意外にお得で便利

リサイクル

引越し業者にはダンボールだけでなく布団袋にも中古がある

引越し業者によっては、中古の使い捨て(?)の布団袋を用意してくれることがあります。いわば、「リサイクル」の布団袋です。

中古の引越しの資材としては、ダンボールが有名ですが、実は中古の布団袋もあるのです。

もちろん、中古ですので、1回は、他のお客さまが使ったものです。

「1回使ったんだから、結構破れやすいんじゃないの?」と、不安に思うかもしれません。

この点はメーカーにもよるとは思いますが、2~3回程度の使い回しではそれほど強度は劣化せず、問題なく使えます。

特にビニール・ポリエチレン製の布団袋を使っている引越し業者は、わざわざ中古の布団袋を取っておいて、別の引越しに活用しています。

それだけ、布団袋は使い勝手がいい資材である、とも言えます。

中古の布団袋は安くてお得

中古の布団袋は、前に使用したお客さまが料金を払っていますから、引越し業者は、無料か格安で提供しています。

ですから、少しでも引越しの料金・費用を安くしたい場合は、新品ではなく中古の布団袋を使う方法もあります。

ただ、中古の布団袋を提供してくれるかどうかは引越し業者次第です。

ですから、見積もりの際に、中古の布団袋を提供してくれるかどうか、営業員に確認してください。

ちなみに、布団以外では大型のぬいぐるみやクッションなどを梱包する場合にも、中古の布団袋を使用することがあります。

中古の布団袋を使いたくない場合は事前に引越し業者の営業員に伝える

なお、中古の布団袋ですから、一度は他人の布団などの寝具が梱包されたものということになります。

お客さまによっては、他人の寝具が梱包された布団袋を使うことに、抵抗感を感じることもあるでしょう。

このため、中古の布団袋を使って欲しくない場合は、見積もりの際に、引越し業者の営業員にその旨を伝えておいてください。

ただし、当然ながら、新品の布団袋の分の料金・費用は別途かかります。

布団袋には絶対に割れ物を入れない

ワレモノ

布団袋の中の割れ物は高い確率で割れる

布団袋には、布製品のみを入れ、絶対に割れ物を入れないようにしてください。

最近ではあまりいわれなくなりましたが、「布団がクッションになってワレモノが割れない」と思い込んでいるお客さまがいます。

これは明らかに間違いです。布団袋にワレモノが入っていると、まず間違いなく割れてしまいます。

特に、ご年配のお客さまの中には、勘違いされている方も多いようです。

引越し業者のドライバーに意外と乱暴に扱われる布団袋

布団袋は、トラックの荷台の中では、隙間を埋めるためによく利用されます。

これは、形が崩れたとしても、すぐに復元して、特に問題がないからです。

また、比較的軽いため、隙間に押し込んでも、特に下の荷物が潰れることがないという点でも便利です。

ある意味では、引越し業者のドライバーによって、乱暴に扱われることもあります。

このため、布団袋の中に割れ物が入っていると、高い確率で割れ物が割れます。

ですから、布団袋の中には割れ物は絶対に入れないでください。

まとめ

布団袋は、意外といろいろと使うことができて、便利な資材です。

ですから、引越し業者のスタッフは、布団袋をいろんな荷物の梱包に使います。

ただ、お客さまの使い方としては、文字どおり布団やシーツ・毛布などの寝具や座布団を梱包するだけでいいと思います。

この他の使い方までは、覚える必要はありません。

また、閉じ方についても、当日引越し業者のスタッフが閉じてくれますので、空いたままにしておいて結構です

とにかく、割れ物だけは中に入れないように、気をつけてください。