料金・価格を安くするためには、引越し業者同士の相見積もりが必須です。

引越しの見積もりでは、相見積もりが常識です。このため、相見積もりを取ったとしても、特に引越し業者の感情を害することはありません。

逆に、相見積もりを取らないと、いわゆる「カモ」として扱われてしまいます。

相見積もりには、いくつかのコツがありますので、このコツを押さえることが重要となります。

スポンサードリンク

必ず複数(最低でも3社以上)の引越し業者の相見積りを取る

引越し業者によるサービス内容は、利用プランや業者によって細かな違いはありますが、基本的にはあまり変わりません。

つまり、引越し業者のサービスは、いわゆる、「コモディティ化」しているサービスといえます。このため、比較検討しやすいといえます。

また、引越し業界では、相見積もりや価格競争が当たり前とされています。

このため、引越し業者の営業員は、相見積もりを取られても、お客さまに対して悪い印象を持ちません(ただし、ことなるタイプの業者間の相見積もりは別です。後述)。

また、ある意味では、相見積もりや価格交渉による値引きを前提とした金額で見積もりを出すことがあります。

逆にいえば、相見積もりや価格交渉による値引きをしなければ、割り高な料金となる可能性すらありえます。

相見積りは同じタイプの引越し業者同士で取る

相見積もりは、必ず同じタイプの引越し業者同士でおこなってください。

例えば、大手引越し専門業者と格安の軽貨物業者とでは、サービスの内容がことなりますので、そもそも比較の対象となりません。

このような場合は、相見積もり自体を断られる可能性があります。

特に、大手引越し専門業者は、価格競争を嫌う傾向があります。このため、相見積もりにも注意が必要です。

大手引越し専門業者の利用を検討している場合は、大手引越し専門業者同士、または大手物流兼業業者との相見積もりをおこなってください。

引越し業者の営業員に即決を迫られても断る

一部の引越し業者の営業員の中には、相見積もりを嫌って即決を迫る者もいます。

しかし、一部の繁忙期を除いて、引越しサービスは買い手市場であり、基本的に引越し業者は弱い立場に立たされています。

また、引越し業者が即決を迫るのは、他の安い業者との価格競争に勝てないことの裏返しでもあります。

ですから、即決を迫られても受ける必要はありません。むしろ、即決を迫る引越し業者は、それだけで見積もりの検討から除外してもいいくらいです。

引越し業者は、基本的には社員とトラックを遊ばせておくと無駄な経費がかかるため、毎日なるべく多くの件数の引越しをこなさなければなりません。

つまり、即決を迫ることは、あくまで引越し業者の側の都合でしかありません。

このため、よほど件数が多い時期でもない限り、引越し業者の側から断られることはありません。ですから、即決せずに、じっくり検討してください。

あまり交渉しすぎない

いくら相見積もりが業界の常識とはいえ、引越し業者の営業員も人間ですから、あまり相見積もりでズルズルと交渉されると、良い感情は持ちません。

また、優秀な営業員ほど、交渉の見切りも早いことが多いようです。

このため、営業員から成約率が低いと判断されると、交渉に応じてもらえなくなる可能性もあります。

ですから、あまり露骨に要求ばかりせずに、なるべく真摯な対応をしてください。

特に、相見積もりでの検討をする場合は、結論を出す日などの期限を明確に引越し業者の営業員に伝えるなどして、誠実な交渉を心がけてください。