アルバイトとは、このサイトでは、直接雇用をされている臨時雇いの日給制のスタッフのことをいいます。
アルバイトは、その人の経験によって、能力にばらつきがあります。
引越し業者のアルバイトの能力は人それぞれ
「引越し業者のアルバイト=経験が浅い・能力が低いスタッフ」というイメージがあるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。
ひとくちにアルバイトといっても、その能力には、かなりのばらつきがあります。
春先の高校生や大学生のように、スタッフとしても社会人としても未熟なアルバイトもいれば、何年もの引越し業者での勤務経験があって正社員なみの能力のアルバイトもいます。
このような事情があるため、「アルバイト」という就労形態だけでは、一概に能力が低いとまではいい切れません。
例えば、一見して若くて経験が浅いようなアルバイトであっても、大学3年~4年くらいのアルバイトであれば、大学1年から継続してアルバイトをしていれば、かなりの経験を積んでいます。
このため、運転免許があれば、チームリーダーやトラックのドライバーを務めることができます。
逆に、中高年だからといって、必ずしも経験を積んでいるわけではありません。
単にリストラされてやむを得ずアルバイトをしている場合もあります。
アルバイトなしの引越しはありえない
たまにアルバイトによる作業に嫌悪感を持ち、正社員だけの作業を希望されるお客さまがいらっしゃいます。
確かに、アルバイトによる作業は、事故の発生率が高いため、お気持ちは理解できます。
特に経験の浅いアルバイトは、まさに素人同然であり、まったくといっていいほど作業には期待できません。
もっとも、自発的にアルバイトに応募してきていますので、派遣社員よりは意欲があるかもしれませんが…。
ただ、季節による繁閑と日本の労働法制の実態を考慮すると、現在の日本では、アルバイトなしの引越しはありえません。
ですから、どのような場合であってもアルバイトはいるものと思ってください。
どうしてもアルバイトによる作業を避けたい場合は、閑散期(1月、2月前半、6月、10月、11月)の平日に引越しをするしかありません。
この場合も、見積もりの際に、スタッフを正社員・契約社員に限定するように営業員に希望してください。
ただし、この場合、当然ながら人件費が相当高額になりますので、注意してください。
引越し業者のアルバイトはすぐ辞める=技術が定着しない
引越しのアルバイトは、体力的にも精神的にも非常にキツイものです。
その割には、業者間の価格競争が激しいため、あまり給料がいいとはいえません。
このため、非常に離職率が高く、また、スタッフ個人の技術も定着しません。
このような状態であるため、チームーリーダーには、いわば「素人」であっても上手く使いこなせるだけの指揮能力が必要とされます。
特に繁忙期の場合は、チームリーダー以外は全員経験がまったくないアルバイト(または派遣社員)、というチーム編成が当たり前になります(管理人も数え切れないほど経験しています)。
このため、アルバイト本人の作業にも注意が必要ですが、同じように、チームリーダーの指揮(特に無理させていないかどうか)に気をつけてください。
特に4月のアルバイトに注意
時期によっては、アルバイトのスタッフですら足りなくなる時期があります。
特に、4月は、学生(高校生・大学生)の授業が始まります。学生は、引越し業者にとっては、非常に重要なアルバイトです。
特に2月後半~3月の繁忙期を乗り切った学生アルバイトは、十分に戦力として期待できる存在です。
この学生アルバイトが授業で抜けてしまう4月は、非常に人材が薄くなり、チーム全体のスタッフの能力が著しく低下します。
このような事情に加えて、4月は、学生アルバイト以外のスタッフ全員に疲れが溜まっていて、思うように体が動かなることがあります。
これらの事情から、4月(特に前半)の平日は、1年で最も事故が発生しやすい時期であり、引越しには最もおすすめできない時期です。
このため、なるべく4月の引越し業者の利用は避けるべきです。