大型のダンボールは、軽い荷物や大きい荷物を梱包するダンボールです。
荷物を梱包する際には、底抜け、詰めすぎ、隙間、重量物などに注意してください。
特に、本・DVD・CDなどの重量物は、絶対に梱包しないでください。
大型ダンボールは洋服・下着・座布団・大型鍋など軽い・大きい荷物の引越し・梱包に使用
大型のダンボールには、軽い荷物を詰めます。代表的な例は、洋服・下着・シーツ・タオル・座布団・クッションなどの布製品です。
また、大型鍋・おもちゃ・その他の雑貨など、小型・中型のダンボールに入らないような大きい荷物も詰めます。さらに、比較的軽い靴も梱包します。
なお、ほとんどの引越し業者は、一般的な荷物を梱包するダンボールの種類が、大中小の3種類ではなく、小型と中型の2種類しかない場合があります。
これは、大型のダンボールは、使い方が限られていて、実はあまり使い勝手がよいものではないからです。
現実的には、タンスの引き出しに収納している洋服・下着やシーツ・タオルなどの布製品くらいしか梱包しません。
ダンボールへの梱包は洋服以外は9割の高さまで
布製品以外の荷物、特におもちゃなどの割れ物は、なるべく9割程度の高さまでに詰めてください。
めいっぱい詰めてしまうと、ダンボールを上に重ねた際に、ダンボール本体ではなく、中身の荷物で上のダンボールの重量を支えることになります。これは、中身の荷物の破損の原因となります。
逆に、布製品は、めいっぱいダンボールに詰め込んでも問題ありません(ただし、シワになる可能性があります)。
ただし、いくらめいっぱい詰め込んでも問題ないからといって、ダンボールの上面が盛り上がるくらい詰め込むと、積み重ねた場合に荷崩れする原因となります。
このため、詰め込むのもほどほどにしてください。
ダンボールの中身はなるべ横の隙間を埋める
大型食器・鍋・調理器具・雑貨などを梱包した場合、ちょうどよく荷物が納まり切れずに、中に隙間ができることがあります。
このような場合は、左右に揺らしても中の荷物が動かなくなるまで、新聞紙や食器梱包用の紙で隙間を埋めてください。
金属製の鍋やプラスチック製の雑貨・おもちゃなどは、少々動いたところで壊れることはまずありません。
しかし、土鍋やホーロー製の鍋などは、ダンボールの中で動くと、欠けてしまったり、ヒビが入ったり、最悪の場合割れることもあります。
また、いろいろな荷物を同梱している場合に、隙間があると、荷物同士がぶつかって破損の原因となります。
大型のダンボールは、特に隙間ができやすいので、中に割れ物が入っていると、非常に割れやすくなります。
このため、必ず横の隙間は埋めるようにしてください。
逆に、縦の隙間は、埋める必要はありません。これは、上下に荷物が揺れることはほとんどないからです。
大型ダンボールには絶対に重い荷物を入れない
たまに非常に大きな箱に本・食器・CD・DVD・化粧品・調味料など重い荷物を詰めるお客さまがいらっしゃいます。
引越し業者のスタッフはプロですから、大型のダンボールに重い荷物がめいっぱい詰まっているからといって、運べないことはありません。
しかし、重いという点以外でも、このような荷物の梱包のしかたは、非常に問題があります。
まず、このような重い荷物を大型ダンボールに積める梱包のしかたは、よほど底にガムテープをがっちり貼っていない限り、底抜けします。
このため、荷物の破損の原因になります。
また、お客さまご自身が運ぶ際にも、腰を痛める原因となったり、ケガの原因にもなったりします。
このため、重い荷物は絶対に大型のダンボールには梱包せずに、小型のダンボールに梱包してください。