トラック積みきりプランは、主に1台のトラックに積めるだけの荷物を積みきるプランです。特徴としては、トラックのスペースに無駄がない反面、積み残しのリスクがあるプランです。

なお、積み残しがあった場合の対応も常に検討しておく必要があります。

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トラック1台に積めるだけのプラン

トラック積みきりプランは、トラックの荷台に積めるだけの荷物を積みきってしまい、積むことができた荷物のみを運ぶプランです。

引越し業者の営業員の見積もりとトラックのドライバーの腕次第では、コストパフォーマンスが最も良いプランとなります。

このプランは、最初から営業員に提案してもいいですが、相見積もりの際に提案することもできます。

例えば、3社の引越し業者の見積もりを取った際に、1社の営業員だけ一回り大きいトラックの使用を申し出てくることがあります。

これは、その1社の営業員の見積もりが間違っている(または意図的に大きいトラックにしている)と考えられます。

このような場合に、他の2社と同じ一回り小さいトラックでの「積みきり」プランを提案することで、料金を安くすることができます

トラックのスペースに無駄がないが積み残しのリスクがあるプラン

トラック積みきりプランは、トラックが満載になるまで荷物を積みます。

このため、予想外に荷物が少なかった場合を除いて、トラックのスペースが無駄になりません。これは、トラック1台の料金もまた無駄にならないことにもなります。

ただ、このプランは、積みきりであるため、積み残しのリスクもあります。

営業員の能力にもよりますが、一般的な傾向として、引越し業者の営業員は、荷物の量を多めに見積もる傾向があります。

実際は、積み込んでみると、結果的には、トラックのスペースが無駄になることが意外に多くあります。

このため、積みきりのプランとはいえ、よほど見積もりが下手な営業員でもない限り、意外にギリギリで荷物が積みきれてしまうこともあります。

ただし、本来積みきれるはずの荷物の量でも、ドライバーが下手だと、積みきれないこともあります。

積み残しを想定した対応をする

トラック積みきりプランでは、荷物が積みきれなかった場合を想定して、実際に積み込む荷物には、優先順位を付けておいてください。

この際、お客さまご自身で運ぶことができない大型の家具・家電製品を優先的に運んでもらってください。小型の荷物は、お客さまご自身でも運ぶことができますし、宅配便などでも対応ができます。

なお、引越し業者のほとんどの営業員は、現場での作業経験があります。また、トラックのドライバーとして、トラックへの積み込み作業の経験もありますの。ですから、見積もりの際に推測した荷物の量と、実際の荷物の量には、それほど大きな誤差は生じません。

このため、大量に荷物が残ることはまずありません。また、大量に荷物が残る可能性がある場合は、そのように伝えてくれます。

ただし、トラックのドライバーの能力にもよりますので、経験の浅いドライバー(特に1.5トンのトラックのドライバー)には注意してください。

短距離・中距離の引越しにおすすめ

すでに述べたとおり、トラック積みきりプランは、積み残しのリスクがあるため、積み残しがあった場合を想定しなければなりません。

このため、積み残しがあったとしても対応しやすい、短距離(片道1時間程度まで)・中距離(片道3時間程度まで)の引越しにおすすめです。

このくらいの距離であれば、余った荷物を自家用車やレンタカーで運ぶこともできます。

また、長距離の場合であっても、よほど大量に荷物が余らない限りは、宅配便で対応できます。

また、少々多めに荷物が余った場合であっても、長距離混載便や単身パックで対応できます。

このため、見積もりの際には、宅配便や単身パックのサービスも併せて提供している大手物流兼業業者の利用を検討してみてもいいでしょう。